筋トレと断食・ファスティングは一緒にやっても大丈夫なのでしょうか?
断食やファスティングといわれると、デトックス系の感じがしますが、実は筋トレしているトレーニーにもお勧めの時があります。
筋トレと組み合わせて行われることで求めるボディメイクにも一役買ってくれるので、ぜひとも取り入れられるのをおすすめしますよ。
筋トレ&断食・ファスティングでボディメイク!
筋トレと断食・ファスティングを組み合わせて行うのにお勧めなタイミングは、「脂肪を落としたいとき」です。
原理としては脂肪を落としつつ筋肉も付けることができますが、本格的に増量したいという方はどうしても摂取カロリーを増やす必要があるため断食よりも食べることを考える方がよいです。
筋肉量を維持や増やしつつ体脂肪を落としたい方にとっては断食は使い方次第であなたのバックアップをしてくれる味方になりますよ!
脂肪燃焼の効果あり
断食(ファスティング)を行うと脂肪燃焼に効果的です。
原理は胃腸の余計なものが排出され、より活発に胃腸が動くことができ代謝が上がるという事など、断食(ファスティング)は体脂肪の燃焼に効果があることが数多く報告されています。
また、空腹時には血糖値が下がっており、血糖値を上げるために物を食べようとします。
しかし、空腹時を解消しようと食べ物が体に入ってこなければ体は脂肪を分解してエネルギーに変えようとします。
つまり、断食をしているときに感じる空腹感をうまく使うと脂肪燃焼にも効率がよいという事です!
空腹時にはウォーキング程度の軽い運動を一緒に行うとさらに効果があがりますよ!
ただし、空腹時にランニングなどの激しい運動をすると筋肉を切り崩してエネルギーに変えようとしてしまうため、ご注意ください。
筋トレをしているトレーニーの方であれば、筋肉を付けた後に体脂肪を落として引き締まった体になりたいと思っている方がほとんどではありませんか?
そんな皆さんにとって、断食(ファスティング)は体脂肪を落とすときには非常に役立ちます。
やり方によっては筋肉量を増やしながら体脂肪を落とすこともできますので、うれしいですね。
筋肉量の減少に注意
先ほどもお伝えしたように、断食・ファスティングをやっているときに筋肉の減少には注意が必要です。
空腹時に激しい運動を行う:筋肉を削ってエネルギーにする
タンパク質の摂取量が少ない:筋肉の分解が合成よりも多くなる
空腹時にランニングなどの激しい運動をすると筋肉を削ってエネルギーに変えてしまうため、筋肉量を減少させないために控えると良いですね。
また、1日のタンパク質の摂取量も注意が必要です。
筋肉は絶えず分解と合成を繰り返しており、運動をする人で筋肉を維持するために必要なタンパク質の量は一日に体重kg×1.2g以上が推奨されています。
断食・ファスティングをするとどうしても食事の時のタンパク質量が減ってしまうため、プロテインなどで補ってタンパク質の摂取量を維持することで筋肉量の減少を防ぐことができますよ。
筋トレと相性の良い断食・ファスティングは?
筋トレをしながらできる断食・ファスティングとしておすすめの方法をお伝えします。
それはといいますと、「プチ断食」です。リーンゲインズという名前でも知られている方法ですが、これが筋トレをしながら続けられる断食としておすすめですよ。
詳しくお伝えしていきますね。
プチ断食(リーンゲインズ)
リーンゲインズと呼ばれるいわゆるプチ断食は筋トレと非常に相性が良いです。
方法は簡単で、「14~16時間は何も食べない」事を毎日続ける方法です。
男性は14~16時間で女性は12時間~14時間前後で良いとされています。
残りの8時間の間にはバランスの良い食事を心がければ特に食事に気を付ける必要はありません。
例えばですが、昼12時と夜20時に食事をしたら夜寝て、朝は何も食べずに昼間で過ごすという生活をすればOKですね。
食べていい8時間以外は何も口にしたらダメというわけではなく、水などの水分はとってください。
プチ断食中に飲んでも良いのはカロリーのない水・お茶・ブラックコーヒーのみOKです。
ジュースなどはカロリーがたくさん含まれていてプチ断食をしていなくても悪なためNGです。
プチ断食(リーンゲインズ)がおすすめな理由
このプチ断食の良いところは、毎日栄養補給ができるため筋トレのタイミングを合わせやすいという点です。
他の断食ですと、3~4日かけて行うものが多く、断食期間中はどうしてもエネルギー不足になるため筋トレには適していません。
しかし、プチ断食ですと予定さえ作れれば、いつでも筋トレができます。
毎日しっかり食事をとっていますので、筋トレ後の食事もとれますし、筋トレを夕方にもってくれば昼に食事を食べて筋トレのための栄養を補給することができますのでエネルギー不足の心配がありません。
そういったことから、筋トレにはプチ断食が相性が良くおすすめですよ。
プチ断食(リーンゲインズ)を行うときの筋トレ
プチ断食中の筋トレですが、筋トレのメニューはいつも通りでOKです。
ただ、プチ断食中も同じように筋トレを週3回は続けることが推奨されています。
パレオダイエットで有名なパレオさんの著書「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」でもプチ断食中に週3回以上の筋トレを推奨されています。
私の考察ですが、プチ断食中にしっかり筋トレを行うことで、筋肉量の減少を食い止め、増やすことが狙いにあると思います。
筋肉量を増やすためには体重kg×2gのタンパク質が必要なため、8時間の食事ができる時間にプロテインなどを併用してタンパク質を摂る必要がありますね。
また、筋肉量を減らさないために、筋トレは必要です。筋トレは1週間休むと筋力が減り、2週間以降に筋肉量が落ちてきます。
そのため、筋肉量を維持するためにはどうしても筋トレが必要ですので筋トレは継続するように心がけられると良いですよ。
まとめ
断食にはどんな効果があり、筋トレをしているトレーニーが組み合わせて使うことでどのようになるのかという事についてお伝えしてきました。
まとめますと以下になります。
断食:脂肪燃焼。筋肉量の減少に注意
筋トレとの組み合わせ:1日8時間だけ食べていいプチ断食との組み合わせが良い!
断食と筋トレを組み合わせて、理想のボディメイクをしていきましょう!