筋肉痛は冷やすのがいいのでしょうか、温める方が良いのでしょうか。
筋肉痛になる前やなってからによって対処は分かれると思います。
実際、スポーツなんかをやられる方であれば冷やす、温めるというケアの仕方をよくされると思いますが、筋肉痛になってから実際にどうしたらいいかと悩む前にも対処方法をしっておくと良いと思いますよ。
アイシングなどで冷やす効果
炎症を抑える
筋肉痛は主に「遅発性筋痛」と呼ばれていて、筋肉が炎症を起こしている状態です。
その炎症を起こしている状態であれば、冷やすというのが炎症を抑える方法ですので、筋トレ後に鍛えた場所やスポーツで酷使した箇所をアイシングするというのが一つの筋肉痛の対処の方法です。
炎症が起きているのは急性期で2~3日間は続くとされています。そのため、筋肉痛が起きてすぐやスポーツなどで体を酷使したあとは炎症を抑えるために冷やすというのが良いですよ。
主に筋肉痛での対処は炎症を抑えるために冷すというのが主な対応ですね。
野球のピッチャーでも、交代後に肩をアイシングしているのをテレビでよく見かけますよね。ピッチャーも投げた後は肩に炎症が発生するので、炎症を抑えるために冷やすという事をしているのです。
アイシングだけでなく、「冷感湿布」も効果的です。冷感湿布は張って冷たく感じる湿布ですね。
湿布は炎症を抑えてくれる効果もありますし、冷感湿布ですと温感湿布と違って少しではありますが患部を冷やしてくれるので、冷感湿布を使われるのも筋肉痛を冷やすという意味では効果的ですよ。
温める事には効果はある?
血行を良くする
筋肉痛は発生した後に温めて血行を良くするというのも回復を早める方法の一つです。
先ほどの冷やすという方法は筋肉で発生している炎症を抑えるという方法です。温めるとうのは、冷やすときとタイミングが違って狙っていることも少し違っていますよ。
そのため、風呂を入って血行を良くするという事も筋肉痛に対しては良いですし、お風呂に入った後にストレッチをして血行を良くするというのも効果的ですよ。
運動や筋トレ後にストレッチをするというのも血行を良くするというのが目的ですので、温めることでの筋肉痛への対応はできますね。
ただ、温めるタイミングは運動して酷使した直後などは避けた方がよいです。炎症が起きている時なので、体を酷使した直後に温めるとさらに悪化する場合がありますのでご注意ください。
温めることの逆効果
打撲や捻挫などで筋肉が痛んでいるときにはその場所を温めることでより炎症がひどくなってしまうという逆効果もあります。
この時の筋肉の痛みは通常の「筋肉痛」と呼ばれているものとは別物と考えられた方が良いかもしれませんね。
そのため、打撲や捻挫が発生した直後は温めずに冷やすように気を付けてください。
先ほどもお伝えしましたが、筋トレやスポーツなどの運動直後に温めることで炎症が促進する可能性があります。そのためより強く痛みが出る可能性があるので、筋トレ・運動直後に温めると炎症に対する効果としては逆効果になるのでご注意ください。
風呂との組み合わせ
血行を良くするためにはお風呂は効果的です。お風呂に入ることで血行が良くなるのは、一般的に知られていますね。
さらに、筋肉痛に効果を出すためにお風呂で組み合わせたいのは「冷水」です。
温まった体に、筋肉痛になっている個所に冷水を浴びせるという方法でさらに血行を良くする効果が期待できますよ。冷水はシャワーでいいと思います。
そうすると、これまで温まって血行が良くなっていた血管がギュッと収縮します。
そのあとに、反動でさらに血管が広がりますのでその冷やした個所の血行が良くなります。
実際にされてみるとわかるのですが、冷水を当てた後にはその箇所が温かく感じます。
それが結構が良くなっている証拠ですので、筋肉痛でお風呂で血行を良くした後にさらに冷水を当てることで効果アップを狙ってください。
まとめ
筋肉痛に対して温める方が良いのか、冷やした方が良いのかという問題について、お伝えしてきました。まとめますと以下になります。
- 炎症を抑えるために効果的
- 方法:アイシング・冷感湿布
- 血行を良くするために効果的
- 方法:お風呂
- 逆効果:炎症がひどいときには逆効果
個人的にはどちらも組み合わせて使っています。
明日も練習があるときには炎症をひかせて痛みが極力出ないようにして湿布を張ったりしますし、次の日がオフだったり筋肉痛になってからであればお風呂にはいって温めて血行を良くして、湿布や塗り薬を塗るなどと組み合わせます。
どれが正解というわけではなく、様々な意見がありますのでご自身の体にあった方法で対処されるのが良いと思いますよ。